韓国バラエティで大ブレイク中の外国人たち、韓国人よりも韓国人らしい彼らの魅力とは?



韓国人よりももっと韓国人らしい外国人たちが、文字通り大ブレークしている。髪や瞳の色の違うこの外国人たちはどうやって韓国人の心を掴むことができたのだろうか。抜群のトークを越え、流行語まですらすらと作り出す彼ら!

なんとなくハマってしまう彼らの魅力は一体何なのだろうか。ここにまとめてみた。


1. 「外国人?違いますけど~」…JTBC「アブノーマル会談」


外国人のバラエティブームに火をつけたJTBC「アブノーマル会談」。世界各国の若者たちの考えを聞くといった番組のフォーマットも新鮮だが、何よりこの番組が高い人気を得ている理由は、外国人出演者らの優れた韓国語の実力と芸能人に劣らないタレント性のおかげだ。CROSS GENEに所属し、歌手として活躍している日本人のタクヤから、「韓国より面白い国はない」と韓国への限りない愛情を見せているプロゲーマーのギヨーム・パトリー(Guillaume Patry)まで。一人も見逃せない魅力の持ち主だが、その中でも特に大活躍中のTOP3を選んでみた。


「ふざけないで!」サム・オチュリ/ガーナ/1991年4月21日生まれ/大学生

「サム572」「黒サム」など、数々の愛称に劣らないほど様々な流行語を作り出しているガーナ出身のサム・オチュリ(Sam Okyere)。興奮すれば出てくる少し間違った韓国語が不本意ながらもMCチョン・ヒョンムとユ・セユンを爆笑させる。いたずら好きだが、ゲストの真心を察知し、意地悪な冗談ぐらいは笑って済ませられる、実は男の中の男だ。それに高身長でウィル・スミスに似たハンサムな外見、しっかりと鍛えられた腹筋は彼の魅力をより一層際立たせる。「カブリジマシプシオ」(「ふざけないないで」という意味の韓国語の間違った発音) 最近どこに行ってもサム・オチュリの流行語が聞こえるのをみると、“第2のサム・ハミントン”になりたいという彼の夢はすでに叶っているようだ。


魅力ポイント:話にならないが、ひたすら使い続けてしまう数々の流行語


一行レビュー:同い年でなければ一緒にお酒が飲めないというガーナ、一緒に飲みに行って確認してみたいです。


「トルコの諺にこんな言葉があります」エネス・カヤ/トルコ/1984年8月22日生まれ/俳優


「アブノーマル会談」でエネス・カヤ(Enes Kaya)を見て「これって何?朝鮮時代を見ているような感じ」と思ったら、次の放送からは「何?あの男がカッコよく見える」と思うようになるだろう。いわゆる“トルコ儒生”エネス・カヤは結婚前の同棲にも反対、15歳以下の一人暮らしにも反対、子供でも同性愛は絶対許せないといういわゆる“先祖”のような外国人だ。「ダニエルはトルコに来ないほうがいい」と言いながら開放的なオーストラリア人のダニエルとたまに口喧嘩したりするが、友達のお母さんを思いながら涙を見せる素敵な男だ。また、毎回彼が聞かせてくれるトルコの諺は退屈ではなく、「なるほど」と共感できるもので、1週間が待ち遠しくなるほどだ。


魅力ポイント:週1回、トルコの諺の探求時間


1行コメント:既婚者だった?ああ……


「Because I'm happy~」張玉安/中国/1984年3月4日生まれ/塾講師


番組で一番多くの女性ファンを確保している“大陸の男”張玉安。純粋に見える外見とは裏腹に、大胆な意思表現が視聴者に強い印象を残している。中国に関する様々な偏見について「今はそうではない」と反発する一方、「最近、中国にはモラルに欠けている人が多い」と批判することもできる真の大陸の男だ。「僕の子を産んでくれる女性なら7千万ウォン(約7百万円)は貸してあげられる」と言いながら愛と信頼について人とは違った意見を公開した張玉安。好感が持てる外見としっかりとした意思表現で放送界で大活躍している彼が毎週聞かせてくれる中国話を待っているのは、私だけではないはずだ。


魅力ポイント:元アナウンサーならではの素敵な声。


一行コメント:短く言います。張玉安!好きだよ!


2. 「You Are Not Alone」…MBC「私は一人で暮らす」


一人暮らしの芸能人たちのリアルな姿を見て、孤独な生活を癒すのが観戦ポイントであるMBC「私は一人で暮らす」は、その中でもフランス少年のファビエン(Fabien)を見る楽しさが一番だ。彼の完璧なビジュアルだけでも微笑ましいが、本当に外国人なのかと思わせる彼の限りない韓国への愛情はさらに微笑ましい。ケーブル番組も加わった金曜バラエティ合戦の中、MBCにチャンネルを固定させるファビエン、彼は果たしてどんな人なのだろうか。


「キム・ヨナ選手が誇らしい」ファビエン/フランス/1987年10月30日生まれ/タレント

外国人と言うのもおかしいほど韓国人らしいフランスの青年ファビエン。韓国についての考えや、キム・ヨナ選手が誇らしいと言っているのを見ると、彼はもう本当に韓国人だと言っても全く不自然でないと思われる。5歳にテコンドーを始めたのがきっかけで韓国を知ることになり、ただ気になる国だった韓国でこれからは帰化して生きていくかも知れないと言うファビエン。フランスの友人を連れてきて、漢江(ハンガン)にジャージャー麺を出前して食べながら韓国の出前文化を伝える時は、本当に我々の隣人を見ているような気さえ呼び起こした。ファビエンのおかげでMBC「私は一人で暮らす」は、単に寂しい現代人の生活を見せるレベルを超え、私たちの人生を振り返らせる番組になりつつある。彼を見ていると愛国心が湧き上がり、反省すらしてしまうようになるためだ。最近、長い間悩んできた引越しの問題を解決し、隣の人々にお餠を配りながら韓国人としてしっかり定着しているファビエン。彼がいて楽しい金曜日だ。


魅力ポイント:感動を越え、胸にジーンと来る温かい心。


1行コメント:温かい情が感じられるのを見ると、もう本当に韓国人ですね。


3. 「穴兵士? No, I'm a Real Man!」…MBC「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」


軍隊バラエティで人気を集めているMBC「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」(以下「本物の男」)。もちろん、短い間の体験と実際の軍隊生活は大差ありだが、視聴者には間接体験になる上、スターたちの人間味溢れる姿をありのまま見せることで新しいバラエティの場を切り開いたと評価されている。特に、サム・ハミントンとSUPER JUNIOR-M ヘンリーの韓国での軍隊体験は期待以上に大きな感動と笑いを与えている。つたない韓国語に4次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)の突飛さはどうやって魅力へと昇華させることができたのだろうか。彼らの魅力を探ってみた。


「1日3食、ファチェが食べたいです」サム・ハミントン/オーストラリア/1977年7月31日生まれ/コメディアン

バナナラテの絶賛に続き、ファチェ(韓国風フルーツポンチ) にすっかりはまり、真の軍隊モクバン(食べる姿)を見せてくれたコメディアンのサム・ハミントン。ロバート・ハーレーとKBS 2TV「美女たちのおしゃべり」以来踊り場を迎えていた外国人のバラエティを再び復活させた実質的な主人公である。青い目に白い肌は誰が見ても外国人だが、初めて可能性を見せたMBC「ラジオスター」での姿はまるで“オーストラリア人のコスプレをしている韓国人”のようだった。「ラジオスター」に出演してから「本物の男」に出演し、安定した地位を構築した彼は韓国の軍隊に適応していく外国人の姿を率直かつリアルに公開し、変わらず愛されている。オーストラリアに帰るかどうか悩んでいた頃、人気を得たというサム・ハミントン。英語がうまく出てこないときは自然と韓国語が出てくる彼を見ていると、もう韓国人と言っても全く不自然な感じがしないほどだ。


魅力ポイント:韓国人らしいトークの腕前。


1行コメント:オーストラリアの兄さん!ユン・フ(歌手ユン・ミンスの息子)と一回“モクバン対決”してみませんか?


「ターザンです!」SUPER JUNIOR-M ヘンリー/カナダ/1989年10月11日生まれ/歌手


SUPER JUNIORにこんなに愛しい外国人メンバーがいただなんて……。“星から来た少年”ヘンリーは「本物の男」に出演して以来、彼の地名度も、番組の視聴率も軒並み右肩上がりを続けている。香港人の父親と台湾人の母親の間で生まれたカナダ国籍のヘンリーは、韓国の軍隊文化について何の知識もなしに入隊し、序盤から予測不可能な突発行動でみんなを驚かせた。訓練の途中「思い出す人がいるか」という教官の質問に「ターザンです」と答えたり、武器を見ながら「アイアンマンのミサイルか」と突飛な質問を投げたりするが、悪気のない純粋な心は視聴者にもそのまま伝わっている。週末ごとに真の活力を与えているヘンリー。申し訳ない話だが、“軍人ヘンリー”をいつまでも見続けたい。


魅力ポイント:どこに跳ねるか分からない突飛な行動。


1行コメント:あなたはまさに私のビタミン。


4. 「シーズン2は僕に任せてください!」…SBS「ニュー!日曜日は楽しい-ルームメイト」


SBS「ニュー!日曜日は楽しい-ルームメイト」(以下「ルームメイト」) は色々と議論が多かったシーズン1を終え、大幅に交代されたメンバーと共にシーズン2をスタートさせた。まず、視聴者の評価は非常に肯定的だ。活力に満ちた自由奔放なキャラクターが「やっとバラエティ番組っぽくなった」と合格点をつけている。特に、バラエティ番組でなかなか見られなかった女優ペ・ジョンオクと新人アイドル、外国人出演者のこれからの活躍がさらに期待される。シーズン1では全く感じられなかった「一緒に暮らしたい」という感情が徐々に浸透してくるのを見れば、いよいよ制作陣の意図が伝わってくるようだ。


「誰か来ました~」GOT7 ジャクソン/香港/1994年3月28日生まれ/歌手

「ルームメイト」シーズン2の新メンバーが公開された時、視聴者たちはイ・グクジュやgodのパク・チュニョンに最も高い期待を示した。しかし、実際に蓋を開けてみたら、一番タレント性を見せるメンバーはGOT7の香港出身のメンバージャクソンだった。どこに跳ねるか分からない魅力で終始メンバーらを当惑させる姿が予期せぬところで笑いを誘った。特に、イ・グクジュと同じ部屋を使いたいというサプライズ発言や、好みが似ているとしてパク・チュニョンとチョ・セホの後をちょろちょろついて回る可愛い姿が女性視聴者の心を掴んだ。挨拶するたびに特技であるマーシャルアーツを大胆に披露する姿は、アイドルらしくて良い。ぶつぶつ言いながら皿洗いをする姿が愛らしいジャクソン。「ルームメート」シーズン2で最高に恩恵を受けるのは彼ではないだろうか、あえて予測してみる。


魅力ポイント:香港フェンシング国家代表らしいがっしりした体格と、それとは裏腹の突飛さ。


1行コメント:MBCにヘンリーがいるなら、SBSにはジャクソンがいる。





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