2015年も目が離せない!モデル出身俳優を“世代別分析”



いい時代である。演技力は基本のイケメンたちが溢れ出て、最近はプロポーションまで完璧に備えた長身モデルたちがドラマを掌握しているためである。見ているだけで微笑ましいモデル出身たちの出演は、グラビアより素敵なファッションはもちろん、女性主人公とのケミストリー(男女間の相性)が際立つ身長差で、見る楽しさもさらに倍増させる。第1世代ソ・ジソブから、ソンジュン、ソン・ジェリムに続くモデル出身俳優たちの“聖なる系譜”を辿ってみる。


/ 第1世代 /


ソ・ジソブ 1977年11月4日 182cm、デビュー1997年MBCベスト劇場「あなたを忘れられない~せつないラブストーリー~」

1995年ジーンズブランドモデル選抜大会で6000:1の競争率を勝ち抜いてデビューしたスターがいる。20年以上トップの座を守っているソ・ジソブのことだ。俳優に転向して、小さい役で顔を知らせた彼は、2001年MBC「おいしいプロポーズ」と2003年SBS「千年の愛」で主演級俳優に成長した。特に、2004年は“ソ・ジソブの年”と言っても過言ではない。2004年上半期はSBS「バリでの出来事」で、下半期には2004年KBS 2TV「ごめん、愛してる」で長らく残る“レジェンド”作品を相次いでヒットさせたためである。時間が経ち、30代後半になったソ・ジソブだが、相変わらず女性視聴者たちの胸をときめかせているのを見たら、時間が逆に進んでいるようだ。


コン・ヒョジン 1980年4月4日 172cm、デビュー1999年映画「少女たちの遺言」


コン・ヒョジンよりきれいな女優は多いが、コン・ヒョジンより魅力的な女優はいない。MBC「パスタ~恋が出来るまで~」以来、“コンブリー”(コン・ヒョジン+ラブリー)という愛称で老若男女から支持を受けているコン・ヒョジンもモデル出身である。すらりとした手足やつんつんしているようで愛らしい彼女のキャラクターが10年以上“代替不可能”なトップの座を逃さない秘訣のようである。しかも、彼女は出演した作品のみならず、ヘアスタイルやファッション、セリフまで流行させる“シンドロームメーカー”である。すでにモデルや女優を超えて、一つのアイコンになったコン・ヒョジン。“ラブリー”は彼女のために作られた言葉ではないだろうか。


チョ・インソン 1981年7月28日 187cm、デビュー2000年KBS 1TV「学校3」


彼より完璧な人間がいるだろうか。天は二物を与えずという言葉を疑わせる完璧な俳優チョ・インソン。ボディ、顔、演技力やバラエティ番組で伺える人間性まですべての条件を兼ね備えた彼もモデル出身である。ハンサムな顔以外にも作品活動を怠らず、ドラマや映画を行き来して演技派俳優として進化している彼は、2014年SBS「大丈夫、愛だ」で繊細な感情演技で俳優人生の第2幕を切り開いたという好評を得ている。彫刻のような彼の顔を実際に見ることはできなくても、同じ時代を生きることだけで感謝する限りである。


カン・ドンウォン 1981年1月18日 186cm、デビュー2003年MBC「威風堂々な彼女」

ソ・ジソブ、チョ・インソンと一緒に2000年代“3大トロイカ”男性モデルとされるカン・ドンウォン。デビュー以来女性たちの理想のタイプランキングでも欠かせないモデル出身俳優の一人である。2003年MBC「1%の奇跡」で顔を知らせ、ネット小説ブームに支えられて制作された映画「オオカミの誘惑」のチョン・テソン役で“万人の理想のタイプ”としてとどめを刺した。その後「私たちの幸せな時間」と「義兄弟 SECRET REUNION」「郡盗:民乱の時代」等の作品で演技力を疑われることもなく、優れた容姿ほど順風満帆に進んでいるカン・ドンウォン。時間が経つにつれ成熟していく彼の表現力に、10年もとい20年後がもっと期待される。


チュ・ジフン 1982年5月16日 187cm、デビュー2003年SBS「狎鴎亭の宗家」


デビューは早かったが、“3大トロイカ”に比べてやや遅れて人気を得始めたチュ・ジフン。漫画を原作とするMBC「宮-クン- Love in Palace」の男性主人公役を務めて文字通り“一夜にして”トップスターとなった。モデル出身の長身と黒めの肌、独特の眼で“役者顔”ではないという否定的な評価を受けたが、その後これみよがしにKBS 2TV「魔王」と映画「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」に出演し、最高のスターとなった。2009年良からぬ事件でしばらく活動を休んでいたが、2012年「私は王である!」で2回目の王役に挑戦し、現在までも精力的に活動している。以前ほどの人気ではないが、2006年の彼を忘れられないファンのためにもう一度あの時の栄光を享受できることを期待する。





/ 第2世代 /


キム・ヨングァン 1987年1月11日187cm、デビュー2008年KBS 2TV「彼らが生きる世界」

俳優として活躍しているモデル出身俳優の中で、一番俳優に近い顔をしていると評価されているキム・ヨングァン。キム・ウビン、ホン・ジョンヒョンと365日のうち350日を共にするという“シュール”な集いのメンバーでもある。ヒョンビン、ソン・ヘギョ主演のKBS 2TV「彼らが生きる世界」でデビューした彼は、最近SBS「ピノキオ」で財閥2世を演じている。相手役のイ・ユビと20cm以上の身長差で放送前から話題になったのも、モデル出身であるためできることである。レッテルのように貼られた様々な噂を静める“ケミストリー”を期待したい。


ホン・ジョンヒョン 1990年1月7日 182cm、デビュー2008年映画「恋人たち」


低迷期だったMBC「私たち結婚しました4」に火を付けたのはソン・ジェリムだが、その火種を作ったのは明らかにホン・ジョンヒョンである。ぶっきらぼうだが優しい、いわゆる“ツンデレ”タイプのホン・ジョンヒョンは、OnStyle「STYLE LOG 2014」でAFTERSCHOOL ナナを相手に鉄壁男(周りを鉄壁で囲んだように異性に興味を見せない男)の姿を見せ話題になった。映画「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」で多くの護衛武士の一人としてカメラアングルに捉えられるのがやっとだった彼が、今年話題作と評価されるMBC「ママ」でサブ男性主人公として出演したのを見ても、黙々と成長しているという前向きなシグナルであるに間違いない。


イ・スヒョク 1988年5月31日 184cm、デビュー2010年映画「イパネマの少年」


ヴァンパイアを連想させるほど妙な顔のモデルイ・スヒョク。様々な役を演じこなせるだろうかと、演技挑戦に半信半疑だったが、これみよがしにtvN「高校世渡り王」で冷静だが温かいユ・ジヌ役を演じた。むしろイ・スヒョク以外に誰ができただろうかと疑問が生じるほどである。蒼白なほど色白の肌や女心をくすぐる太い声が、今後成長する演技力と会ってどんな爆発力を見せるか期待される。


イ・ジョンソク 1989年9月14日 186cm、2010年SBS「検事プリンセス」


彗星のように現れて瞬時にトップスターとなったイ・ジョンソク。並外れた長身や母性愛をくすぐる色白の肌、優れた演技力ですでに世界各地にお姉さんファンを抱えている韓流スターである。しかも、MBC「ハイキック3~短足の逆襲」とKBS 2TV「ゆれながら咲く花」で新人とは思えない演技力を見せ、SBS「君の声が聞こえる」と「ドクター異邦人」で連続ヒットに成功し、ドラマの“ヒットメーカー”になった。SBS「ピノキオ」でパク・シネとケミストリーを見せ始めたイ・ジョンソク。今回も信頼して見る。“イ・ジョンソクだから”


キム・ウビン 1989年7月16日 187cm、デビュー2011年KBS 2TVドラマスペシャル「ホワイトクリスマス」


KBS 2TV「ゆれながら咲く花」以来、男性俳優同士のケミストリーを見せ“ホット”な俳優として浮上したキム・ウビン。現在、イ・ミンホ、キム・スヒョン、パク・ヘジンと共に“新4大天王”と呼ばれ新しい韓流を巻き起こしている。きれいなイ・ジョンソクとは違って男らしい雰囲気を漂わせるキム・ウビンは、SBS「相続者たち」と映画「友へ チング2」で演技力まで認められた。韓国で12月公開される映画「技術者たち」でも堂々と主演を任せられた。噂によると人間性まで絶賛されているようで、キム・ウビンはロングランする俳優に間違いない。


ソンジュン 1990年7月10日 187cm、デビュー2011年KBS 2TVドラマスペシャル「ホワイトクリスマス」


tvN「ロマンスが必要3」のジュワン役でラブコメディの新しい強者になると思ったら、KBS 2TV「恋愛の発見」のナム・ハジン役で“ラブコメキング”になったソンジュン。リアルな素材の作品のおかげかもしれないが、担当する役ごとに誰よりも多くの共感を得ている。華麗な顔ではないが、最近のトレンドに合う微笑ましい容姿が女心をくすぐる上で十分だ。他のモデル出身とは違って妙な親近感まで3拍子もとい10拍子を取り揃えている。“ラブコメディに特化された俳優”という修飾語で限界にぶつかる前に、早く様々な姿で会いたい俳優である。





/ 第3世代 /


ソン・ジェリム 1985年2月18日 180cm、2009年映画「女優たち」

MBC「太陽を抱く月」のキム・スヒョンの隣で意図せず女性視聴者の視線を奪い、今はMBCバラエティ「私たち結婚しました4」で女性たちの心まで狙撃しているソン・ジェリム。多少遅い歳で俳優デビューし、着々と階段を上がって大きな役を任せられたにもかかわらず、確実な存在感を示すことはできなかった。しかし、「私たち結婚しました4」で図々しい“19禁”キャラクターで確実な印象を残し、数多くの週末記事の主人公となった。消滅しそうな顔のサイズや完璧なプロポーション、そして代替できない無限の魅力を見たら、人気を博すだけの理由があると思う。


アン・ジェヒョン 1987年7月1日 186cm、デビュー2013年SBS「星から来たあなた」


SBS「星から来たあなた」で人々に印象を残したアン・ジェヒョンは、本名より“チョン・ジヒョンの弟”というニックネームがよく似合う初々しい新人俳優である。SBS「君たちは包囲された」で寡黙だが大人しい刑事役を演じこなし、最近映画「ファッション王」で精力的に活動しており、早い成長が期待される俳優である。「ファッション王」は、クリストファー・ノーラン監督の大作映画「インターステラー」と激突して不振を免れなかったが、アン・ジェヒョンのモデルボディを感じるには十分だった作品であった。長身とは裏腹の27歳の年齢とは思えない童顔を見たら、そのうち“国民の年下男”になることを予想してみる。


ナム・ジュヒョク 1994年2月22日 188cm、デビュー2014年tvN「インヨ姫」


ナム・ジュヒョクはモデルに少しでも興味のある人なら基本的に認めるイケメンモデルの一人である。楽童ミュージシャンの「200%」のミュージックビデオで顔を知らせた彼は、セリフ一つなしにリアルタイムキーワードに上がる底力を見せた。tvN「インヨ姫」で演技に本格的に挑戦したが、結果は予想を大幅に下回るものであった。しかし、最近M.I.BのKangNamと共に“カンナミョンジュ(KangNam+ナミョンジュ(ナム・ジュヒョクの言い間違い)”と呼ばれ、JTBC「学校に行ってきます」の視聴率を引き上げているため大丈夫である。しかも、チャンスはこれからいくらでもある二十歳だから。


イ・ソンギョン 1990年8月10日 174cm、デビュー2014年SBS「大丈夫、愛だ」


モデル業界の大先輩であるチョ・インソン、コン・ヒョジン、イ・グァンスと共にSBS「大丈夫、愛だ」でデビューしたイ・ソンギョン。モデル業界では認められる人気モデルでSNSで“ドクモリサン(オタクにならしめる顔)”の代表格となった独特な履歴の持ち主である。また、妙な雰囲気の茶色の眼やふっくらとした唇、長い手足は西欧的でありながら東洋的な魅力まで備え持っている。しかも、YG ENTERTAINMENTという頼もしい後援者まで、本当に何もかもを持っている彼女!「大丈夫、愛だ」でデビューしただけに、これからも順風満帆の活動を期待したい。





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