JYJ ジェジュン「本当に好きな人の前では恥ずかしくなる。恥ずかしいじゃないですか!(照笑)」…『トライアングル』インタビュー



JYJ ジェジュン待望のドラマ初出演作として大きな話題を集めた「トライアングル」がDVD・Blu-ray&レンタルDVDでいよいよ4月2日(木) にリリースを迎える。

ドラマ「ボスを守れ」「Dr.JIN」、映画「コードネーム:ジャッカル」などの作品で役者として活動の幅を広げてきたジェジュン。本作では初のアクションシーンや体当たり演技に加え、“泣きの演技”“目の演技”など大きく開眼し、「2014 KOREA DRAMA AWARDS」では、本作で男性最優秀演技賞を受賞した。


本作のリリースを前に、ジェジュンのインタビューが到着。「トライアングル」で演じきった“ヨンダル”について、演技について日本のファンに向けて語ってくれた。


―まず、「トライアングル」に出演を決めた最大の理由は?

ジェジュン:最初に台本をもらった時、2話までできあがっていたんですが、それを読んで、“あ、これ、おもしろいな”って、すぐに思ったんです。(出演を決めたのは) いろんな理由がありましたが、チンピラのようなホ・ヨンダルというキャラクターに興味が沸いたのが大きいです。これまでの役は、ちょっとカッコつけているような感じがあったじゃないですか。でも、ヨンダルはそれに比べて、人として自然な、ありのままの姿が感じられたんです。自分としては、やったことのない役だったし、新しい挑戦にもなるかなと思って選びました。


―ヨンダルを演じる上で、役作りはどのようにしましたか?


ジェジュン:実は、はじめはヨンダルの歩き方や動き、小さな仕草まで考えていたんですけど、監督に、そこまで作りこまなくていいんじゃない? と言われて、そこからは思うままに演じましたね。


―誰かを参考にしたりはしなかったのですか?


ジェジュン:誰かというより、自分が中学生ぐらいの時を思い出して、演じました。ヨンダルはいつも弟分たちを連れているんですが、中学生の時に友達と一緒に騒いでいる感じがしたんです。なので、昔の自分を参考にしました(笑)


―アドリブも結構したそうですが、どんな部分で見れますか?


ジェジュン:最初の方のヨンダルは、アドリブが多いですね。暴力団のボスに穴に埋められそうになって、助けてくれと頼むところもそうだし。“俺のこと、なめるんじゃねぇ”みたいな言葉を結構言っているんですが、それは台本になかった言葉です。1話から、上着やTシャツを脱いで投げたりするシーンがあったんですが、そんな姿を演じながら、これがヨンダルなんだなと思いました。中身はそうじゃないんだけど、そうならざるを得なかったというか。今まで生きてきた生活のパターンが、いろんなところに映し出されていて、それはうまく表現できたと思います。


―そんなヨンダルの姿を見て、ユチョンさんやジュンスさんは何と言っていましたか?


ジェジュン:メンバーには、あれってヨンダルじゃなくジェジュンじゃないの? と言われたり(笑) メンバーは若い頃からずっと一緒で、活動している時以外の僕の姿も知ってるから。友達とバカやったり、軽く言い合ったりするような姿がそのまま出ていたんでしょうね。そういう姿を見て、ジェジュンのままじゃないの? とメンバーは言ったんだと思います(笑)


―ヨンダル・ファッションも話題になりましたが……。


ジェジュン:あぁ(笑) ヨンダルが住んでいる舎北(サブク) という町は、韓国でも結構田舎の方なんです。それで、“服装も田舎のダサい格好じゃないとダメだ”と監督に言われたんですよ。だから、普段の僕が着ているような服はなかったんです。なので、自分にとってはちょっと違和感があったんですけど。でも、ヨンダルはどんどん成長していって、ファッションもカッコよくなっていきますよね。カッコよくなっていってからはよかったんですが、はじめはやっぱり変だなぁと思っていました(笑)


― 一番、お気に入りのシーン、上手くいったと思うシーンは?


ジェジュン:キスシーン?……かな(照笑) キスシーンは練習できないじゃないですか! でも、練習できなかったわりには、うまくいったんじゃないですかね(照笑) 最初の方で、キム夫人とキスするシーンは、僕がするというよりされる感じだったから、されるまま、何も感情がない感じで演じたんですけど。わりと、自然に、楽にできたと思いますね。(ジョンヒ役の) ペク・ジニさんと演じたキスシーンは気持ちを込めなければいけないシーンだったから、その時はドキドキしました。ときめくような感じだったと思います。だから、気持ちも入ったし、上手くできたんじゃないかなぁ(照笑)


「運命の愛はその後が大事。ごく普通の一般的な愛を育んでいきたい」



―ヨンダルとジョンヒは初恋の相手で、運命的な再会を果たしますが、運命の愛は信じますか?

ジェジュン:運命の愛は、信じますね。信じますが、運命の愛に出会ってから、そのあとが大事ですね。その愛を絶対にこうしなきゃいけない、とか、そういうふうに決めてしまうと、変な基準ができてしまいますよね。そうなってしまうのは、僕は嫌なんです。その後がどうなるかわからなくても、自然に進んでいく感じがいいです。出会いは運命的なものでも、その続きはごく普通の、一般的な愛を育んでいきたいです。


―ヨンダルはピンチの時に大胆な決断をするキャラクターでしたが、ジェジュンさん自身は、思い切った決断をするタイプですか?


ジェジュン:昔の僕なら、ヨンダルのように大胆な決断をしたり、無謀なこともしていたかもしれません。でも、今は無理だなぁ。今は大事なことを決める時、いつも僕の周りの人のこと、家族やメンバー、スタッフやファンの顔が頭に浮かびます。彼らに対する責任感があるから。大事な決断をする時、今は本当にいろんなことを考えないといけないから、ヨンダルのようには思い切れないですね。


―では、ヨンダルを演じながら、うらやましいなと思ったことは?


ジェジュン:ヨンダルは判断力があって、頭の回転が早いキャラクターだったので、それがちょっとうらやましいなと思いましたね。それと、なにより運がいい!!(笑)


―ジェジュンさん自身は、運がいいほうですか?


ジェジュン:僕は本当にラッキーな人生を生きていると思っています! 本当に!


―ヨンダルを演じながら、共感できなかった部分はありましたか?


ジェジュン:共感できなかったところは……う~ん。改めて考えると、僕はヨンダルと似てるんじゃないですかね。あまり共感できなかったことが思いつかない(笑)


―では、逆にヨンダルと似ているなと思った部分は?


ジェジュン:好きな女の子に対して、ゆっくりと時間をかけて近づくところかな。それと、本当に好きな人の前では恥ずかしくなるところ。恥ずかしいじゃないですか!(照笑) ヨンダルのように生きているわけではないけれど、タイプは似ていると思いますね。


―今回はOSTで「嫌いでも싫어도」「偶然우연」と2曲の作詞を手掛けられていますが、この曲にどのような気持ちを込めたのでしょうか?


ジェジュン:3兄弟の心情をそのまま歌詞に入れただけです。ヨンダルが最終的にどうなるか、わかっていたので、すごく書きやすかったです。


―主人公の結末が分かっている時と、分かっていない時とでは、どちらが演じやすいですか?


ジェジュン:結末が分からないほうが、やりやすいですね。どうなるか分かっているほうが演じるのは難しいと思います。分からない振りというか、何かが起こるたび、リアクションが新鮮じゃなくちゃいけないので。そういう意味でも、ヨンダルは大変でした。


「JYJは同い年の兄弟みたい…2人も僕のことを心配してくれる」



―「トライアングル」は3兄弟の絆の話でしたが、JYJを兄弟と考えるとしたら、どんな感じですか? ジェジュンさんがやっぱりお兄さんという立場ですか?

ジェジュン:そうですね、僕がお兄ちゃんですね。でも、今の2人はもう大人ですし、自分のことは自分で判断して、うまくやっていると思います。昔は、いやいや、これはこうだよ、とか、こうしたほうがいいよ、とか、結構アドバイスすることも多かったんですけど、今は心配にならないですね。大人の男ですから。もちろん、心配するところもあるんですけど、逆に2人も僕のことを心配してくれたりするから、どっちの方がお兄ちゃんらしいとか、そういうのはないですね。同い年の兄弟みたいな感じです。


―現在、「SPY(スパイ)」を撮影していますが、「トライアングル」のヨンダルと比べて、どうですか?


ジェジュン:ヨンダルと「SPY(スパイ)」で演じているソヌは、育った環境も職業もまったく違いますが、逆に似ているような部分も多いんじゃないかなと思っています。たとえば、ヨンダルは、最初の方のチンピラのヨンダルと、後半は成長してドンチョルとして生きるわけですが、まったく違うキャラクターだったんです。1つのドラマで2つのキャラクターを演じたわけですが、ソヌもスパイなので二面性のある役です。特に、「SPY(スパイ)」では最初から2つの色のキャラクターを演じることになったから、ヨンダルを演じたことがすごく役に立っているというか、自信に繋がっていると思いますね。


―俳優としての夢はありますか?


ジェジュン:ヨンダルのように役者として、どんどん成長していきたいという夢はありますね。新しい役と新しいストーリーに挑戦してみたいです。たとえば、同じようなキャラクターや同じようなストーリーのドラマにずっと出てしまうと、早くうまく見せることができると思うけれど、長い目でみると自分にはよくないんじゃないかなと。


―最後に、「トライアングル」は、どんな点にポイントを置いて見て欲しいですか?


ジェジュン:いろんな感情の変化に揺れるヨンダル、複雑な人間関係の中で混乱していくヨンダルの苦悩と、それをどう乗り越えていくか。そういう姿を僕がどんなふうに表現していくか、そこに注目して見てほしいですね。


「トライアングル」DVD&Blu-ray情報

4月2日(木) DVD&Blu-ray BOX1 <初回限定プレミアム版> 発売

5月1日(金) DVD&Blu-ray BOX2 <初回限定プレミアム版> 発売

価格:Blu-ray/DVD 各18,000円+税


【レンタル】

・4月2日(木) DVD Vol.1~Vol.9 レンタル開始

・5月2日(土) DVD Vol.10~Vol.17 レンタル開始


セル発売/販売:エスピーオー

レンタル発売/販売:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテインメント

公式サイト:http://ift.tt/1DWxt43

公式Twitter:@triangle_dvd





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