PUFFY大貫亜美 T.M. Revolutionをいじり倒す

8月11日、豊洲PITにてPUFFY(大貫亜美・吉村由美)主催の対バンイベント
「パフィーと対バン「愛の説教小屋」~オオヌキ的にもオールNG~」が開催された。

来年、PUFFYがデビュー20周年を迎えることを記念して企画されたこのイベント、
記念すべき第1回目の対バン相手はなんとT.M. Revolution。

20周年ともなると過去のいろんなことがアリになるんだなぁと多くの人が感じたであろうこの組み合わせ、チケットは当然ソールドアウト。開場前から多数のファンが詰めかけ、会場周辺は早くも熱気に溢れた。

20150812-pf0811.jpg【クリックで大きな画像】

オープニングムービーでは、怪しげな古城の窓を模したスクリーンに大貫亜美と吉村由美のシルエットが映し出され、TMRの紹介をする。「T.M. Revolutionって知ってる?実を言うと、私、彼の大ファンなの。腹筋が割れてるし、差し入れの趣味がいいのよねぇ。あと、女の趣味?私はいつか彼と結婚したい!」と大貫がTMRこと西川貴教をいじり倒す。この2組にまつわる事情をよく知っている観客は大ウケ。

ひと笑いの後に登場したTMRは、のっけから前のめりなパフォーマンスを見せる。『HIGH PRESSURE』、『WHITE BREATH』といった自身最大のヒット曲を、メタリックでハードなロックサウンドで立て続けに披露。3,100人の観客で埋め尽くされたフロアの前方から後方まですき間なく拳が突き上げられた。

その後も、最新シングル『DOUBLE-DEAL』など、時間を惜しむように矢継ぎ早にパフォーマンスした後、西川は観客に来場の感謝を表した。しかし、拍手に混ざって投げかけられた「おめでとう!」というフロアからの声に、「みんな、軽はずみに“おめでとう!”って言わないで!明日の朝、(ネットが)荒れるでしょう!」と慌てるひと幕も。

後半はまるでワンマンライブの様な盛り上がり。あまりの熱狂に、西川も上半身裸になり見事な肉体美を披露。

最後は吉村からリクエストされたという、96年のヒット曲『HEART OF SWORD ~夜明け前~』を熱唱してステージを後にした。

後攻のPUFFYは、TMRが見せた豪快なパフォーマンスの真逆をいくマイペースなステージを展開。『赤いブランコ』、『海へと』、『サーキットの娘』といったヒット曲や人気曲を、芯がありボトムの引き締まった演奏と共に聴かせた。

MCでは「愛の説教部屋」というイベントタイトルらしく、西川に対する説教を展開。「なんで(西川はライブ中に)脱ぐんですか?」と大貫が言えば、「脱いだ時の歓声が一番でかかった。“にしかわきんに君”に改名すればいいのに」と吉村が当意即妙に返す。こんなところにデビュー19年のチームワークを感じる。

こんな具合に、演奏時間よりも喋ってる時間の方が長いんじゃないかと思うぐらいの爆笑トークが続くが、パフォーマンス自体がダレることはない。デビュー以来ずっと貫いてきたこのスタイルはもはや職人芸の域に達している。『ブギウギNo.5』や『渚にまつわるエトセトラ』といった人気曲で大いに盛り上げたあと、最後は『アジアの純真』で60分のステージを終えた。

アンコールでは、最初にステージに現れた大貫が吉村を呼び込む。すると、大貫とお揃いのTシャツとジーパン姿の西川が現れ、会場は爆笑の渦に。そして、『これが私の生きる道』を2人で歌いきり、最後は吉村を含めた3人でTMR『HOT LIMIT』を熱唱した。こんな3人の姿が拝めるなんて、10年前に誰が想像しただろうか。

この対バンイベントはデビュー20周年の来年後半まで不定期に続くという。今日の成功を受けて、今後の企画内容にもかなりの期待が集まるだろう。(阿刀“DA”大志)(PHOTO:板橋淳一)


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